2018.09.29 Saturday/01:00 |
MLB 大谷翔平選手 トミー・ジョン手術を決断 |
まずはニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手からです。
田中投手は9/26のレイズ戦に先発登板。初回に味方の援護でいきなり3点のリードをもらいます。しかし、立ち上がりにいきなり無死1、2塁のピンチを招き、その後タイムリーと自らのエラーで2失点。更に1死満塁となり、タイムリー内野安打で同点とされてしまいます。
更に3回にはパーム選手にソロホームランを浴び勝ち越しを許します。結局5回無死でヒットを打たれた所で降板となってしまいました。ヤンキースはこの後5点のリードを許し、必死の反撃も1点及ばず7−8で敗北。田中投手は4回0/3を6安打4失点で今季6敗目を喫しました。
続いてロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の話題です。
ここ最近の試合をDHとしてスタメン出場を果たしている大谷選手は9/24のレンジャーズ戦で21号本塁打を放ちます。そして9/26の試合では決勝点となった22号本塁打を含むマルチヒットと2打点を記録しました。22号は日本ハム時代に一緒にプレーしたマーティン投手から打ちました。
そして、9/25には大谷選手がシーズン終了後にトミー・ジョン手術を受ける事が発表されました。投手としての復帰は2020年以降となります。2019年のシーズンに関しては打者としては復帰できる見込みで、来季は打者に専念する大谷選手が見られそうです。
二刀流はしばらくお休みとなりますが、今季規定打席に満たない打席数で22本もの本塁打を放った大谷選手の打撃の才が打者に専念することでどれくらい発揮できるかを楽しみにしたいと思います。
アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手は、9/24のドジャース戦の9回に今季74試合目の登板。日本人メジャーシーズン最多登板を更新しました。この試合は3失点と記念の登板を飾る事が出来ませんでしたが、メジャー1年目でよく頑張ったと思います。
同じ試合でロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手は1点リードの8回1死走者なしの場面で登板。死球を与えてランナーを出したものの2/3を無失点に抑えて今季3ホールド目をマークしました。しかし翌9/25の試合では9回裏同点の場面で登板し、エスコバー選手にサヨナラホームランを浴びて今季10敗目を喫しました。
そして両リーグの地区ごとの状況を見ていきます。
アメリカン・リーグはプレーオフ進出の5チームは既に決定しています。東地区はボストン・レッドソックス、中地区はクリーブランド・インディアンス、西地区はヒューストン・アストロズがそれぞれ地区優勝を決めています。そしてワイルドカードの2枠にはニューヨーク・ヤンキースとオークランド・アスレチックスが入りました。
対照的にナショナル・リーグは、東地区はアトランタ・ブレーブスが地区優勝を決めたものの、中地区はシカゴ・カブスとミルウォーキー・ブルワーズが1ゲーム差で、西地区はコロラド・ロッキーズとロサンゼルス・ドジャースがこちらも1ゲーム差で熾烈な地区優勝争いを繰り広げています。
ワイルドカードの2枠の内の1枠は中地区の2位チームが決定しています。後の1枠は中地区3位のセントルイス・カージナルスと西地区の2位チームの争いとなっています。前田健太投手が所属のドジャースは現在西地区2位。ロッキーズとの優勝争いとカージナルスとのワイルドカード争いの両方を睨みながらの戦いとなります。
最後に今季限りでシアトル・マリナーズを退団する岩隈久志投手の話題です。
9/26のアスレチックス戦の始球式に岩隈投手が登板しました。捕手を務めたのは、現マリナーズ会長付特別補佐のイチロー選手。7年間所属したマリナーズの地元ファンの前でメジャーでのラストピッチを披露し、マウンドでイチロー選手と抱擁。地元ファンに別れを告げました。球場に詰め掛けたファンからは惜しみない拍手が送られました。
ナショナル・リーグの地区優勝争いは、残りわずかとなった今の段階でもまだ決着が着きません。最後の最後まで息の抜けない状況でプレーオフに生き残るチームはどのチームになるか目が離せません。今回の記事はここまでと致します。